保険って必要ですか?~定期保険編~
- 保険って?
保険は家を買う次に大きな出費と言われています。
家を買ったことがない僕にとっては、人生で一番の出費なのかもしれません。それでもやっぱり保険は必要です。僕は後輩が結婚すると、必ず「人生の節目節目で保険を見直せ」と温かいメッセージを伝えます。(笑)
そんな保険ですが、大切なのは目的を明確にすることです。
- 定期保険を見直せ
よくある無駄な保険の入り方は、若くしてがっつり定期保険に入ることなんですよ。死亡保障3000万円なんていう保険に入っている方はいませんか?そんな方こそ保険の見直しを?!
わかりますよ、自分が万が一亡くなった時に奥さまを守る、家族を守るためにはそれくらい必要だって思われてるんですよね?
そのための保険が定期保険ではないということです。
定期保険では、多くの場合、更新型で10年毎に保険料が上がっていきます。若いうちに入ると、保険料はそんなに高くないので、3000万円の死亡保障の定期保険にも入れます。もちろん10年の間に病気になり手術したりすることがあっても、10年後にも更新ができます。
しかし、その保険料に唖然とすることになります。しかも、その頃に家族は増えて家計をさらに圧迫する定期保険を続けるべきかを悩むことになるのです。
- いつまで家族を支える?
保険が残された人を守るために大切な保障なのはわかります。では私たちはいつまで金銭面で家族を守る必要があるのでしょうか?現在働いている会社の定年は何歳ですか?生きていたとしても金銭面で家族を支えることができるのは収入があるうちだけです。もちろん、金銭面以外で支えることは一生必要かもしれません。でも保険はあくまでも金銭面での支えです。
そう考えると、自分が65歳になるまでに何かあったのなら、65歳までの本来は収入があったであろう期間を保険で支えてあげるのです。
- 収入保障保険のすすめ
若いからこそ、定期保険でいつまでも数千万円を保障するような保険は必要ありません。若くして亡くなったら沢山のお金を残し、定年間際なら少しの保障でいいんです。自分が死んだときに、奥さんへ天国から毎月いくら送りたいかを考えるといいですね。もちろん旦那が亡くなったのなら奥さまも働くことになりますが、そこにプラスして例えば15万円を毎月上積みしてあげればいいのです。
15万円✖12ヶ月で年間180万円。
これを65歳まで届けることができるのが収入保障です。
もし、30歳で亡くなったとしたら、180万円✖35年で6,300万円の保障となります。
40歳なら4,500万円、50歳なら2,700万円、60歳なら900万円です。
いかがですか?若くして亡くなった場合、定期保険で3,000万円よりも、保障は大きくなります。
- 保険料
そして、大切なのは保険料です。
ある保険会社でシュミレーションしてみると
30歳3,000万円の定期保険は保険料が月々2,940円です。
10年後には、月々5,310円になります。50歳では、月々11,880円になります。
30歳で毎月15万円を65歳までの収入保障は保険料は月々4,775円です。これが65歳まで変わりません。もっと言うと、5年毎に保険料が減っていく保険会社もあります。
- 人生の節目節目で保険を見直せ
そんなわけで、自分にとって保険で守るべきものは何かをよく考えることが大切です。医療保険も全部セットでおいくらです!なんて保険に入ってませんか?そちらもまた、お話ししますね。ではでは。